年収150万円で僕らは自由に生きていく

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)
イケダ ハヤト
講談社
売り上げランキング: 1,598

働き方、生き方に対する提言。
お金のために生きるのはやめて、自分にできる問題解決を目的に働こう。
とても面白い考え方で、今後の日本を生き抜くには、このような発想の転換が必要だと思います。

もっともこの本の作者も恵まれた環境にいる一人であり、ブログを書いて食えるだけのお金を稼ぎ、残った時間をボランティアに当てて充実した毎日をおくることができるのも、もちろん本人の努力の結果でしょうけれど、そんな作者だからこそ言える提言内容であり、世の中には、「何のために働くのか」などということを考える余裕もない、今日の飢えをしのぐために嫌な仕事もやらないといけない人も多くいる。

また、全員が自分のやりたいことをやっていては社会はまわらなくなる。作者が好きな仕事を適度な量だけやって生きていけるのも、誰もやりたがらない仕事をやってくれる人がいるおかげだということをわすれてはいけない。

だからと言って、この人の考え方が間違っているということではない。
少なくとも、1億円稼ぐ方法とか、ブログで1000万円稼ぐ方法とか、その手の類の本よりは、ずっとずっといいことが書いてある。
たとえば、ブログで自分が好きなことを情報発信するのは楽しいけれど、お金を儲ける手段としてブログを書き続けているうちに、自分が本当に書きたいことではなく、アクセスを稼げる内容を書くことになって、だんだん苦痛になっていくかもしれない。

~ もくじ ~

はじめに そもそも「お金」って、なんだ?
1章 お金が、ない!
2章 金より、つながり!
3章 さあ、柵の外へ!
4章 仕事は、問題解決だ!
5章 遊ぶように、社会と関われ!
6章 所有は、ダサい!
おわりに 「お金至上主義」から離脱せよ

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

会社の場合は2012年に100%の労働時間で600万円を稼いだら、2013年にはそれと同じかそれ以上の労働力で、800万円を稼ぐことが求められるでしょう。
僕が提唱する貧乏道は少し考え方が違い、2012年に100%で600万円を稼いだのなら、2013年は60%の努力で600万円を稼げるようになることを目指します。40%は自由に使いましょう。(P38)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「無償の貢献=自己犠牲」という価値観は、もう過去のものにすべきでしょう。「無償の貢献=遊び」として捉え直しましょう。(P152)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2022日)、、、
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book20130123
読書メーター – atasinti

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