『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命

『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命 (ベスト新書)
池田 理代子
ベストセラーズ
売り上げランキング: 544

『ベルサイユのばら』の作者、池田理代子さんによるフランス革命の歴史解説。
私は『ベルサイユのばら』は読んでおりませんが、フランスの当時の歴史について非常に細かく研究された上で書かれていたことがわかります。
とってもわかりやすい。
挿絵が『ベルサイユのばら』の関連シーンです。

~ もくじ ~

はじめに
革命期のパリ
ベルサイユのばら相関図
第一章 革命前夜のフランス
第二章 フランス革命勃発
第三章 王政の廃止、新しい時代へ
フランス革命略年表

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

私自身、あとの時代の人間が前の時代のあれこれを批判するのは、慎まなければいけないことで、それこそが歴史をみる時に一番大事な考え方なのではないかと思っています。(P6)

これで、、、2007年07月13日以降(3288日)、、、
読んだ本   729冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 174055ページ(1日平均52ページ)

book20160712
atasintiさんの読書メーター

寝る前に読んでください。

寝る前に読んでください。 (アルファポリス文庫)
佐藤 光浩
アルファポリス
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読むとほっこりするお話集。
すべてが実話ではなく、作り話や神話の話なども交じっています。
またほっこりするというよりは、道徳臭が強くてなんとなくいやな感じの話だったり、善意の押し売り的な話だったりが、少しだけ交じっているところがちょっと残念かも。
 
~ もくじ ~
なし

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

1日だけ幸福になりたければ床屋に行きなさい。
1週間だけ幸福になりたければ結婚をしなさい。
1か月だけ幸福になりたければ馬を飼いなさい。

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3287日)、、、
読んだ本   728冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 173871ページ(1日平均52ページ)

book20160711
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日本会議の研究

日本会議の研究 (扶桑社新書)
菅野 完
扶桑社 (2016-04-30)
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安倍政権はなぜ、右傾化を強め、まるで明治時代にもどそうとしているかのような政策を推し進めようとしているのか、それはそれが、安倍政権をささえる人たち=日本会議界隈の人たちの悲願だからなのだということがわかります。
そんな日本会議界隈の人たちの源流、そして手法に迫ります。

また、いわゆるネトウヨと呼ばれる方々は、日本会議界隈の人たちにたくみに踊らされている人たち、あるいは自ら踊っている人たちであることがわかります。

もっとも民主主義的な手法で民主主義が壊されようとしています。
週末の参議院選挙は、そんな安倍政権と日本会議界隈の人たちの暴走を食い止められるか、それとも一気に彼らの悲願へと突き進むのかを決める大事な選挙なのです。
STOP THE 明治化!
さぁ、選挙に行こう!
 
ただ、そんな安倍政権がなぜ、アメリカの属国化を進めるTPP賛成なのかがよくわからないなぁ・・・
 
~ もくじ ~

はじめに
第一章 日本会議とは何か
第二章 歴史
第三章 憲法
第四章 草の根
第五章 「一群の人々」
第六章 淵源
むすびにかえて
参考文献

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3283日)、、、
読んだ本   727冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 173608ページ(1日平均52ページ)

book20160707
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消されたマンガ

定本 消されたマンガ
定本 消されたマンガ

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赤田 祐一 ばるぼら
彩図社 (2016-04-14)
売り上げランキング: 1,613

ある団体の抗議だったり、警察の取り締まりだったり、出版社の自主規制だったりで、単行本化の際に掲載されなくなったり、掲載された雑誌が回収されたりした数々のマンガについて、それぞれなぜ消されたのかを解説。
いつの世も、世の中は不条理に満ちている・・・
 
~ もくじ ~

まえがきに代えて マンガ史から抹殺された手塚治虫作品とその意味するもの
第Ⅰ章 1949→1969
第Ⅱ章 1970→1979
第Ⅲ章 1980→1989
第Ⅳ章 1990→1999
第Ⅴ章 2000→現在
第Ⅵ章 証言
マンガと事件の周辺年表
エピローグ

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

自分は何も生み出すことができないのに、コトが起きると知ったかぶりで騒ぎ出す進歩的文化人てやつはタチが悪いですよ。(P98)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

メディアの世界では「タブー」というものがありますが、クレームを受ければとりあえず謝罪、その後は自主規制で一切触れないようにするというだけでは本質的な解決になりませんし、むしろ逆でしょう。(P296)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3271日)、、、
読んだ本   725冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 172970ページ(1日平均52ページ)

book20160702
atasintiさんの読書メーター
 

言ってはいけない 残酷すぎる真実

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
橘 玲
新潮社
売り上げランキング: 20

この本の帯に「この本の内容を気安く口外しないで下さい。」とあるので、本の内容についての記載は差し控えておきます。
「人」の真実を追っていくと身も蓋もない事実が!
人類の悲劇はその事実に「蓋」をしたところから始まっているのかもしれないなぁ、、、

ところで、娘を女子校に入れてなんとなく感じていましたが、この本を読んで、あらためて、女子校の存在意義の大きさを認識しました。
 
~ もくじ ~

Ⅰ 努力は遺伝に勝てないのか
Ⅱ あまりに残酷な「美貌格差」
Ⅲ 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
あとがき
注釈:参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

このように考えれば、親のいちばんの役割は、子どもの持っている才能の芽を摘まないような環境を与えることだとハリスはいう。(P242)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

ちなみに私は、不愉快なものにこそ語るべき価値があると考えている。きれいごとをいうひとは、いくらでもいるのだから。(P248)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3271日)、、、
読んだ本   725冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 172970ページ(1日平均52ページ)

book20160625
atasintiさんの読書メーター
 

筋金入りのヘタレになれ

筋金入りのヘタレになれ (ベスト新書)
島田 雅彦
ベストセラーズ
売り上げランキング: 680

白崎博史さんとの対談の形で話が進む、島田雅彦さんのエッセイみたいなもの。
ヘタレなおとうさんとしては期待して読んだけど、ヘタレがどうのこうのは最後にちょっとでてくるだけでなんだか残念?
いやいや、これ全編ヘタレの話だろ?
 
~ もくじ ~

まえがき
第1章 死なないように地雷を踏む方法
第2章 活字の「女」でぬけるか?
第3章 世論はなぜこうも不寛容なのか?
第4章 変態も極めれば、詩人になる
第5章 旅と酒がヘタレ心を癒す
第6章 AIに奪われないように仕事をしろ
第7章 犬も食わない男のメンツ
本書のまとめ

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

「ジャーナリズムとは、報じられたくない事を報じることだ。それ以外は広報にすぎない」というジョージ・オーウェルの言葉を思い出す。(P63)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

ユーモアは基本、抑圧されたり、虐げられている人たちの発明でしょう。現実は非常にカ国であり、不愉快である。その状況から逃れたいがどうにもならない。せめて、この苦境を一瞬でも忘れたい。そんな悲願から生まれた笑いです。(P241)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3264日)、、、
読んだ本   724冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 172714ページ(1日平均52ページ)

book20160617
atasintiさんの読書メーター
 

ビールはゆっくり飲みなさい

ビールはゆっくり飲みなさい (日経プレミアシリーズ)
藤原 ヒロユキ
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 1,559

ビールの種類とそれぞれの特徴、それぞれのビールに合う食べ物、それぞれのビールの美味しい飲み方、それぞれのビールの製法、、、
ビールすきのおとうさんにとっては、これは聖書です!
でも、、、
本に書かれていたことなどすっかり忘れて、いつものようにゴクゴク飲んじゃうのです(笑 

今宵も、、、
プシュ、ゴクゴク、ぷふぁ~

~ もくじ ~

プロローグ 「とりあえずビール」の時代は終わった
第1章 もっとも身近で、ロジカル、そして奥深い酒
     ビールをとりまく時代の変化
第2章 「1杯の実力」を100%引き出すプロの技
     注ぎ方・飲み方・保存の妙技
第3章 料理に合わせてビールを選ぶ、が新しい
     家飲み&外飲みで使える「ペアリング」の法則
第4章 世界のビアスタイルから好みの1本を見つける
     酵母×生産国で決まるビールのスタイル
第5章 知るともっと美味しくなる製法と味わいの関係
     ビール造りの秘密
エピローグ ビールの実力を知って思うこと

~ なるほどの一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

ビールは笑顔の似合うお酒です。(P88)

~ も一つなるほどの一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

古きを知り、伝統を守り、踏襲することは重要です。しかし、固執し、偏執してしまうことは危険です。(P162)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3263日)、、、
読んだ本   723冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 172490ページ(1日平均52ページ)

book20160616
atasintiさんの読書メーター
 

電通とFIFA

電通とFIFA サッカーに群がる男たち (光文社新書)
田崎 健太
光文社 (2016-02-18)
売り上げランキング: 70,257

サッカーワールドカップがどのような経緯で今のようなお金を生むビジネスへと変貌していったのか、そしてそこに電通がどのようにからんでいたのかがよくわかります。
今回の汚職事件についても、いかにして電通は自分の手は汚さずに、権利と利益だけを手にしていたのかがよくわかります。
しかし世の中は変化していきます。
電通がワールドカップなどに入り込んでいった背景には、電通のバックにはスポンサーとなる金持ちの日本企業が控えていたことがあったと思いますが、今の日本企業にはそんな魅力はもうないかもしれません。
インターネットの普及とスマホなどのカメラの性能向上で、バカ高い放映権も価値がなくなる世界はすぐそこまで来ているように思います。
そんな中で、まったく新しい金の成る木を育てるつわものが今の電通にもいるのか、それとも少しづつ少しづつ衰退していくのか、、、
興味深い。
 
日本代表は電通で、Jリーグは博報堂なのか。
なるほど、自分がなんでJリーグの方が日本代表戦より面白く感じるのかが、なんとな~くわかった気がします。
 
~ もくじ ~

はじめに
第一章 ペレを日本に呼んだ男
第二章 現金入りの封筒
第三章 契約解除通告
第四章 兄弟
第五章 日本か、韓国か
第六章 全員悪人
おわりに
主要参考文献

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3261日)、、、
読んだ本   722冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 172282ページ(1日平均52ページ)
 
book20160614
atasintiさんの読書メーター
 

 
 

エロティック日本史

エロティック日本史 古代から昭和まで、ふしだらな35話 (幻冬舎新書)
下川 耿史
幻冬舎 (2016-03-30)
売り上げランキング: 1,117

神話の時代から昭和まで、日本におけるエロな人、エロな話を連ねた本。
前に読んだ「性のタブーのない日本」と同じような内容ですが、なかなか面白い。
 
~ もくじ ~

はじめに
第1章 エロくて偉大な神様たち 神話~古代
第2章 歴史の始まりとエロ 飛鳥~奈良時代
第3章 エロが昂じる王朝文化 平安時代
第4章 戦乱の世を癒すエロ 鎌倉~安土桃山時代
第5章 花開いた大エロ文化 江戸時代
第6章 近代、官製エロの時代 明治~昭和時代
おわりに
おもな参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはinbookの該当セリフのページ)

とすれば日本の近代化は個人の確立を促す形で進行してきたわけではないのではないか?むしろ封建時代などの方が、個人の生き方と社会とのかかわりはきちんとしていたようにも思われたのである。(P290)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3256日)、、、
読んだ本   721冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 172063ページ(1日平均52ページ)
book20160610
atasintiさんの読書メーター

「日本人の神」入門

「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く (講談社現代新書)
島田 裕巳
講談社
売り上げランキング: 729

日本の神様は何人もいるし実に複雑です。日本書紀とか読んでもよくわからないし、そもそも日本書紀は時の権力者が自分たちに都合がいいように書いているので、地元の言い伝えとあわなかったりもしています。
また菅原道真のように怨霊となって祟りをもたらしたということで、それを鎮めるために神として祀られている神様もいます。
豊臣秀吉や徳川家康のように自ら死んだ後に自分を神として祀るようにいいのこし、そして神として祀られている人もいます。
そんな日本の神様たちは、さらに仏教と習合することで独自の文化を築き上げてきたわけですが、そんな日本の文化を明治政府の廃仏毀釈がぶちこわし、まったくことなる文化を形成して今に至っているのです。
神社にお参りするときの「二拝二拍手一拝」は日本古来のしきたりではなく、明治政府によって作られたものだったのです。
また、たとえば正月の参拝客が最も多い明治神宮は明治天皇を祀っている神社ですが、参拝者は明治天皇にお参りしているわけではなく、広く日本の神様たちにお参りしているものと思われます。
結局、この本を読んでも、日本の神様のことはよくわからないまま・・・
 
~ もくじ ~

はじめに
第一章 場所性を持つ日本の神 一神教との対比
第二章 怖れられた皇祖神・天照大神
第三章 戦慄すべき八幡神
第四章 日本的三位一体
第五章 出雲大社と大国主、そして出雲国造
第六章 神を祀るということ
第七章 人を神に祀る
第八章 日本的一神教
おわりに
あとがき

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(3250日)、、、
読んだ本   720冊 (1日平均0.22冊)
読んだページ 171768ページ(1日平均52ページ)

book20160604
atasintiさんの読書メーター