仕事をしたつもり

仕事をしたつもり (星海社新書)
海老原 嗣生
講談社
売り上げランキング: 382

帯に「12時間働いて仕事をしたのはたったの2時間!?」とあり、
おぉ、それはなんてすばらしい生活だろう!!!
と読んでみたら、作者にとっての「仕事をしたつもり」とは今の私のことでした(笑

~ もくじ ~ 

はじめに いつも忙しいのに成果がでない。なぜだ!
第1章 何十枚も資料を作って、それで仕事をしたつもり?
第2章 流行のビジネスモデルを学んで、それで仕事をしたつもり?
第3章 みんなd一緒に考えて、それで仕事をしたつもり?
第4章 業界トップの真似をして、それで仕事をしたつもり?
第5章 「お客様は神様です」とへりくだって、それで仕事をすたつもり?
第6章 新しいことにチャレンジしないで、それで仕事をしたつもり?
終 章 「仕事をしたつもり」からの抜けだし方

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

そして周囲から見ると、「少量の良質」よりも「田良の低質」のほうが、えてして評価が高い(P55)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

何も考えずみんなと同じように「仕事をしたつもり」でいれば、楽だし、失敗してもとがめられることはないし、仕事として認められるし、お金もたくさん貰えるし、頑張っているように思わせることもできるというわけです。(P217)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1583日)、、、
読んだ本   294冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 66799ページ(1日平均42ページ)

読書メーター – atasinti

本当はスゴい国?ダメな国?日本の通信簿

本当はスゴい国?ダメな国?日本の通信簿 (ソフトバンク新書)
八幡 和郎
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 53799

実に多くの視点から日本と海外の主要国を比較。
よく整理されています。
でもでも、、、
客観的な比較と言うよりは、作者の個人的な意見にすぎないように感じてしまう。
もちろん数値データによる比較も数多く出てくるのですが、はじめに結論ありきで、作者の考えに合うデータのみをかき集めたんじゃないか、そんな気がする。
作者が好きな国・嫌いな国がよくわかる本、と言えるかもしれない。
と言っても、それはあくまでも、私の個人的な感想であって、データによる裏付けがあるわけではありません(^^;
なお、評価項目の選び方は中々面白く、すばらしい。

~ もくじ ~ 

まえがき
第1章 政治・歴史
第2章 安全・軍事
第3章 経済・産業
第4章 社会・医療
第5章 環境・エネルギー
第6章 教育・文化
第7章 生活・IT
第8章 世界で最高の国はどこか
あとがき~「日本の評判」の真実
参考文献等

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

議員の出欠率をうんぬんしたり、居眠りしているといって非難する人が多いが、発言の機会もないのに出席していることこそ無駄だと思う。役所や企業の仕事でもおなじことがいえる。(P122)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

もし、この国を人間にたとえるなら、江戸時代の日本は引きこもりのオタクだった。「坂の上の雲」の時代は、新たな人間として生まれ変わり、健気な少年のそれであった。高度成長期は血気盛んな青年にたとえられよう。そして、いまは、ちょっとくたびれた中年か、魅力的で頼りになる壮年になるかの分かれ道にある。(P246)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1579日)、、、
読んだ本   293冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 66567ページ(1日平均42ページ)

読書メーター – atasinti

2011年10月の読書のまとめ

9月に大幅に落ち込んだ読書量でしたが、
少しだけ持ち直したかも。
でも、読書の秋って言うのは私には当てはまんないかな。。。

10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1390ページ
ナイス数:0ナイス

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)
読了日:10月29日 著者:池上 彰
大人もぞっとする初版『グリム童話』―ずっと隠されてきた残酷、性愛、狂気、戦慄の世界 (王様文庫)大人もぞっとする初版『グリム童話』―ずっと隠されてきた残酷、性愛、狂気、戦慄の世界 (王様文庫)
読了日:10月25日 著者:由良 弥生
宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く (光文社新書)宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く (光文社新書)
読了日:10月24日 著者:土居 守,松原 隆彦
南沙織がいたころ (朝日新書)南沙織がいたころ (朝日新書)
読了日:10月18日 著者:永井 良和
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
読了日:10月12日 著者:橋爪 大三郎,大澤 真幸

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

ここ2年間の読書量の推移

明日のコミュニケーション

明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書)
佐藤尚之
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 535

従来のような、テレビなどでガンガン声高に商品名を連呼するような広告は効果が薄くなってきている。
これからはソーシャルメディアをうまく利用しなければならない。
そのためにはまず、ソーシャルメディア上で信頼される関係を構築しなければならない。
そうした広告のあり方の変化にちていこうとしない広告業界の人が多い。
100万人に広告を見せなくても、ソーシャルメディア上で100人にとりあげてもらえば、RTやいいね!の連鎖であっという間に100万人に広がっていき、その効果はテレビで100万人に広告を投下したときよりもはるかに大きい。
確かにその通り。
ただ、ココでひとつ、作者が書いている内容に違和感を感じる点があります。それは、この本に書かれている内容は、あくまでもフォロワーの多い作者のような人の視点でしかソーシャルメディアを語っていないという点です。
だれもが投稿したツイートやRTを100人に読まれれば、3回のRTで100×100×100で100万人に広がるかもしれませんが、実際100人に読まれる人はわずかしかいないのです。
フォロワーが400人いれば400人が読むかと言うとそんなことはないのです。TwitterにしてもFacebookにしても、フォローする人が増えれば増えるほど、すべてを読むことなどできなくなり、一期一会のツールとなります。400人フォローしていて、それぞれの人が1日に平均10個のツイートを行うとすると、1日に4000ツイート流れてきますが、読むのはそのうち40ツイートほどだったりするものです。
また読んだ100人がみんなRTするなんてことはめったにありません。
なので、この本の作者が書くほどの広がりは中々起きないと思います。
でも、テレビ広告を100万人に見てもらうよりも、100人にTwitterなどのソーシャルメディアで取り上げてもらった方が、たとえ100万人に届かなくとも広告効果が大きいというのは確かなことでしょう。

~ もくじ ~ 

はじめに ~ソーシャルメディアを過大評価はしないけど、
      やっぱり重要だとボクが思うわけ
第1章 「関与する生活者」がつながった
    ~ソーシャルメディアは関与する生活者が動くプラットフォーム
第2章 ハイパークチコミの誕生
    ~ソーシャルグラフが情報伝達を大きく変える
第3章 ソーシャルメディアの勘所
    ~コミュニケーション・デザイン視点でのキーワード
第4章 ソーシャルメディア上で関与する生活者はどう動くか
    ~新・生活者消費行動モデル概念「SIPS」
第5章 関与する生活者に愛される方法
    ~ソーシャルメディア時代のコミュニケーション・デザイン
おしまいに ~ボクたちはその萌芽の最初期に生きている

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

その玉石混淆の発言の中に「玉」もある。でも全体から見たら「石」がほとんどなのである。(P6)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

いや、広告はなくならない。
ただ、広告という「枠」がなくなるだけだ。(P266)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1575日)、、、
読んだ本   292冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 66319ページ(1日平均42ページ)

読書メーター – atasinti

知らないと損する 池上彰のお金の学校

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)
池上 彰
朝日新聞出版
売り上げランキング: 943

池上彰さんが子どもニュースのおとうさんの乗りで「お金」について講義。
なぜ、日本は不況でその上震災まで起きたのに円高なのかなど、とてもわかりやすい。

~ もくじ ~ 

まえがき
一限目 お金の歴史
二限目 銀行
三限目 投資
四限目 保険
五限目 税金
特別授業・一 ニュースの中のお金
特別授業・二 身近なお金
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

つまり経済的に調子が良くなると金利が上がる。しかし今説明した通り、発行済み国債価格と金利の関係から考えると、国の信頼が落ちて「この国の国債は信用できない」と思われると、金利が上がるのです。(略)
 そうです。金利が上がるという現象には、「良い金利上昇」と「悪い金利上昇」があるのです。(P40)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ただ同時に忘れてはいけないのは、世界から見ると、日本というのは「雨やどり」をするくらいには魅力的な国だということでもあります。(略)
そういう意味で言えば、「海外から日本はそれなりに高く評価されている」ということが目に見える形で表れたのが、今の円高という現象だということもできます。(P170)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1570日)、、、
読んだ本   291冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 66079ページ(1日平均42ページ)

読書メーター – atasinti

~ もくじ ~

大人もぞっとする初版『グリム童話』

もともとグリム童話は子ども向けの童話ではなく、民間伝承の話をまとめたものだった。
それが版を重ねるたびに子ども向けに改訂されていた。
ということでその初版はどういうお話だったかという本。
当時の風習の解説もあり、その時代背景と共に読むと面白い。
もっとどきついかと思ったけど、思ったほどでは・・・

なお、今の子供たちにとっては、シンデレラも白雪姫もディズニーのそれに。。。

~ もくじ ~ 

まえがき
Ⅰ ヘンゼルとグレーテル
Ⅱ トゥルーデおばさん
Ⅲ 長靴をはいた猫
Ⅳ わがままな子ども
Ⅴ 灰かぶり(シンデレラ)
Ⅵ 千匹皮
Ⅶ 赤ずきん
Ⅷ ガチョウ番の娘
Ⅸ 兄と妹
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セルフのページ)

メルヘンの男性主人公が放埓な人生を楽しんでいる一方、女性主人公たちは、現実社会における実現不可能な理想の人生を送らされる。童話の中とはいえ、彼女たちは、現実という束縛から逃れることができなかったのです。(P81)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1566日)、、、
読んだ本   290冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 65847ページ(1日平均42ページ)
\(^O^)/ 1日平均冊数が0.01冊と1日平均ページが1ページ増えた!

読書メーター – atasinti

宇宙のダークエネルギー

宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く (光文社新書)
土居 守 松原 隆彦
光文社 (2011-09-16)
売り上げランキング: 2375

天体望遠鏡の進化とCCDの進化により、宇宙の観測は大きく進化。
宇宙は膨張していることが、それもその膨張は加速していることが観測された。
その宇宙の物質と物質の間には「ダークエネルギー」が存在し、そのダークエネルギーは宇宙が膨張しても薄まらない存在。
しかしそんなダークエネルギーは観測されたわけではない。
宇宙が加速しながら膨張しているという観測結果を現在の物理学で説明しようとするとそのようなダークエネルギーの存在が都合がよいということです。
なんとなく、そのもっていき方って、かって天動説が信じられていたころ、無理やりそれに合わせようと複雑な理論を組み合わせていたころにかぶります。
この本を読めば読むほど、現在の宇宙観は、未来の人からみれば、かっての天動説みたいなものかもしれない、
「昔の人は宇宙は膨張しているって考えてたんだぜ」
とか、
「昔の人は宇宙は一つって思ってたんだぜ」
などといわれるのかも、
という気が強くなっていきます。

宇宙は広いなぁ。。。

~ もくじ ~ 

プロローグ-宇宙の運命はダークエネルギーに握られている
第1部 ダークエネルギーの謎と物理学
 第1章 膨張する宇宙
 第2章 宇宙のタイムライン
 第3章 小さすぎる真空のエネルギー
 第4章 ダークエネルギーの正体をめぐる理論の混迷
第2部 ダークエネルギーの謎と天体観測
 第1章 天体の観測
 第2章 超新生を使ってダークエネルギーを測る
 第3章 様々なダークエネルギー測定方法
 第4章 ダークエネルギー観測の現状と展望
エピローグ-さらなる道の世界へ向かって
謝辞

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

物理の理論家にとっての数式は、音楽家や作曲家にとっての楽器です。楽器の演奏法を習得することは音楽家にとって音楽を表現する手段に過ぎません。表現するべき音楽が心の中になければ音楽家は立ち行きません。(P87)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし、何か我々は宇宙の見方に根本的な見落としをしていることは確かなようです。(P249)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1565日)、、、
読んだ本   289冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 65550ページ(1日平均41ページ)

読書メーター – atasinti

南沙織がいたころ

南沙織がいたころ (朝日新書)
永井 良和
朝日新聞出版
売り上げランキング: 19442

大学の先生が書いた南沙織の本です。
ドラえもんを研究する大学の先生がいるんだから、南沙織を研究する大学の先生がいてもおかしくはない。でも残念ながら(?)そのような南沙織の研究報告ではありません(笑
南沙織ファンが語る熱い思いの本でもありません。
南沙織、あるいはシンシア・ポオリーさんについての暴露本でもありません。
一ファンが南沙織についてすでに公開されている情報を整理した、そんな本です。
ということで、ちょっと中途半端な南沙織本なのでした。

もっとも「17才」と聞くと南沙織さんの歌声よりも、森高千里さんの歌声とミニスカート姿の方が頭の中で響くおとうさんには十分な内容でしたが(笑

~ もくじ ~ 

序 章 沙織さんの歌声が聞こえる
第一章 「17才」まで 爆音のなかで
第二章 デビュー一年目 歓声をあびて
第三章 20才まえ 新しい音づくり
第四章 はたちをすぎて アイドル歌謡とニューミュージックのはざま
第五章 歌声に耳をかたむける
第六章 それぞれのサオリたちへ 産声とともに
第七章 国のちから、家族のきずな オキナワの声
あとがき
参考文献・資料一覧

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

彼女のデビューから四〇年たったいま、彼女の半生をかえりみると、沖縄が、本渡が求めるイメージ、たとえばそれは「癒しの島」という言葉で表現されますが、そういったお仕着せのイメージにあわせられなくなっていることと重なります。(P243)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

日本の総理大臣は「核抜き、本土並み」をうたった佐藤栄作首相も、「最低でも県外」を約束した鳩山由紀夫首相も、ウソをつきました。(P248)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1560日)、、、
読んだ本   288冊 (1日平均0.18冊)
読んだページ 65297ページ(1日平均41ページ)

読書メーター – atasinti

ふしぎなキリスト教

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
橋爪 大三郎 大澤 真幸
講談社
売り上げランキング: 1277

キリスト教とはどんな宗教なのか。
キリスト教徒はどんな考え方・生きたかをしている人たちなのか。
ということがよくわかる本。
いや、ちょっと違う、、、
キリスト教がわれわれ日本人にはなんでわかりにくいのか、
ということがよくわかる本。

なぜキリスト教圏から産業革命や資本主義が生まれたか、というあたりは中々面白い。
最後の方は哲学的でちょっと退屈。

~ もくじ ~ 

まえがき
第1部 一神教を理解する - 起源としてのユダヤ教
第2部 イエス・キリストとは何か
第3部 いかに「西洋」をつくったか
あとがき
文献案内

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

マルクス主義の資本主義批判を参考にすると、一神教の偶像崇拝批判がよくわかる。(P89)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

そして結婚にも介入した。結婚は本来、世俗のことがらで、キリスト教と関係なかったんですけども、教会は何百年もの長い時間をかけて、それを秘蹟(サクラメント)だということにした。教会が認める結婚が、正式な結婚になった。(P266)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(1553日)、、、
読んだ本   287冊 (1日平均0.19冊)
読んだページ 65041ページ(1日平均41ページ)

読書メーター – atasinti

2011年9月の読書のまとめ

大幅な読書量ダウン。。。
なんでかなぁ・・・

9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:871ページ
ナイス数:0ナイス

密室入門 (メディアファクトリー新書)密室入門 (メディアファクトリー新書)
読了日:09月29日 著者:有栖川有栖,安井俊夫
「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。
読了日:09月22日 著者:横山 泰行
子どもの最貧国・日本 (光文社新書)子どもの最貧国・日本 (光文社新書)
読了日:09月15日 著者:山野良一
首都圏大震災 その予測と減災 (講談社プラスアルファ新書)首都圏大震災 その予測と減災 (講談社プラスアルファ新書)
読了日:09月06日 著者:角田 史雄

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

 
ここ2年間の月別読書量の推移