男性論 ECCE HOMO

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)
ヤマザキ マリ
文藝春秋
売り上げランキング: 1,172

「テルマエ・ロマエ」の作者ヤマザキマリさんが、古代ローマの男に対する熱い思いを語っています。
熱いです。
とにかく熱いです。
ついでに(?)スティーブ・ジョブスも出てきます。

~ もくじ ~

はじめに 日本にもルネサンスを
第1章 ヤマザキマリ、漫画的日常
第2章 男性論Ⅰ 「古代ローマ」な男たち
第3章 男性論Ⅱ ルネサンスを起こす男たち
第4章 男性論Ⅲ 変人論
第5章 女性論 成熟した「いい女」とは
第6章 ボーダーを超える!
古代ローマ史年表

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

経済成長の路線をたどることが本当の豊かさなのかと、人々が疑問を持ちはじめているいま、たとえ金銭的に潤ったとしても、人間の心はそれだけでは満たされないのではないか。文化や技術が、あらゆる場所で芽吹いてくるダイナミズムを感じ、ひととひととが触発し合うことで新しいものが創造される現場に身を置くことこしが、人間にとっての豊かさとおもしろさの実感、つまり「生きる喜び」につながるのではないかとわたしは考えます。(P16)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「変人」だっていいんです。そのひとが何ごとかを成し遂げたとき、世間は驚き、「変人」のレッテルを「天才」に変えます。(P161)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2386日)、、、
読んだ本   498冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 115158ページ(1日平均48ページ)

book20140122
atasintiさんの読書メーター

JR崩壊

JR崩壊    なぜ連続事故は起こったのか? (角川oneテーマ21)
梅原 淳
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 1,811

JR北海道で次々と起きた事故の根本原因は何だったのか?
それはJR北海道固有ももんだいなのか?
JRは今後どう進むべきなのか?
利用者としても、いろいろ考えさせられます。

~ もくじ ~

まえがき
第1章 明るみに出たJR北海道の不祥事
第2章 JR北海道をめぐる問題点
第3章 JR北海道が生き残るために
第4章 識者の意見
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

JR北海道で起きているさまざまな事象は時代に取り残されてしまったことが主たる原因ではなく、むしろ時代を先取りしたもの、つまり将来の日本の鉄道で発生しうるものであると考える。(P114)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

「技術屋さんと営業屋さんと労務屋さんとがバランスよく配置されていなければよい会社にならない」という意見はJRに限らず、どのような形態の組織でも当てはまる秀逸なものだ。(P144)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2380日)、、、
読んだ本   497冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 114929ページ(1日平均48ページ)

book20140115
atasintiさんの読書メーター

ユーミンの罪

ユーミンの罪 (講談社現代新書)
酒井 順子
講談社
売り上げランキング: 808

タイトルはユーミンの罪ですが、内容はユーミン賛歌です。
そしてユーミンの歌を聴きながら過ごしたバブル時代の女性の生きざまについて自身の思い出をもとに分析しています。

個人的には、荒井由美は好きです。
荒井由美時代の4枚のアルバムでユーミンはもう完成していたと思います。
しかし結婚後、松任谷由美と名前を変えてからは、バブル景気とともにドンドン派手に過激になっていくようで、ちょっとついていけないところがある感じでした。といいつつも、1984年まではユーミンのアルバムを購入しておりましたが、以降は、ユーミンはもういいやっとなっちゃいました。
バブル景気は1991年にはじけましたが、ユーミンはその後もその輝きを失っていない点ではすごいと思います。

ところで、この本を読んでわかったことは、ユーミンって、思った以上に保守的な人だったんですね。

~ もくじ ~

1 開かれたパンドラの箱 「ひこうき雲」(1973年)
2 ダサいから泣かなう 「MISSLIM」(1974年)
3 近過去への郷愁 「COBALT HOUR」(1975年)
4 女性の自立と助手席と 「14番目の月」(1976年)
5 恋愛と自己愛のあいだ 「流線形’80」(1978年)
6 除湿機能とポップ 「OLIVE」(1979年)
7 外は革新、中は保守 「悲しいほどお天気」(1979年)
8 ”つれてって文化”隆盛へ 「SURF&SNOW」(1980年)
9 祭の終わり 「昨晩お会いしましょう」(1981年)
10 ブスと嫉妬の調理法 「PEARL PIERCE」(1982年)
11 時を超越したい 「REINCARNATION」(1983年)
12 女に好かれる女 「VOYAGER」(1983年)
13 恋愛格差と上から目線 「NO SIDE」(1984年)
14 負け犬の源流 「DA・DI・DA」(1985年)
15 1980年代の”軽み” 「ALARM a la mode」(1986年)
16 結婚という最終目的 「ダイアモンドダストが消えぬまに」(1987年)
17 恋愛のゲーム化 「Delight Slight Light KISS」(1988年)
18 欲しいものは奪い取れ 「LOVE WARS」(1989年)
19 永遠と刹那、聖と俗 「天国のドア」(1990年)
20 終わりと始まり 「DAWN PURPLE」(1991年)
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ユーミンは、「瞬間」を歌にする人です。ストーリーやイデオロギーや感情そのものを歌にしていくのではなく、感覚であれ、具体的な事物であれ、一瞬「あ」と思ったこと、一瞬協力に光ったもの、その瞬間を鋭い刃物で切り取り、すくい上げる。そして「あ」という感覚や光の強さやらを薄めないよう、極度の慎重さをもって、歌に仕立てていくのではないか。(P12)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

しかし妄想という名の自慰行為に浸りすぎると、現実世界に幻滅しやすいのでした。腰も軽いし尻も軽いという世代が、実は日本の晩婚化の道をつけていった世代でもあることを考えると、それは妄想のしすぎが原因だったのかもしれず、現在の少子化にもユーミンの影響は少なからずあるのではないかと、私は密かに思っているのです。(P199)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2373日)、、、
読んだ本   496冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 114732ページ(1日平均48ページ)

book20140109
atasintiさんの読書メーター
 
 
なつかしいアルバム。最近は聴いてないなぁ。。。

ひこうき雲
ひこうき雲

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荒井由実
EMI Records Japan (2000-04-26)
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MISSLIM
MISSLIM

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COBALT HOUR
COBALT HOUR

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荒井由実
EMIミュージック・ジャパン (2000-04-26)
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14番目の月
14番目の月

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荒井由実
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そして日本経済が世界の希望になる

そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)
ポール・クルーグマン
PHP研究所
売り上げランキング: 2,573

2008年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者クルーグマンさんによる日本経済の見通しです。
クルーグマンさんはアベノミクスについて、少なくともこれまでの政策については絶賛しており、この先舵取りを間違えなければ、日本経済の先行きは明るく、欧米の模範になるとまで言っていますが、一方で、クルーグマンさんが、今この経済状況で増税するのはおろかなことだと言っているそのおろかなことをやることに決めてしまっているわけで、せっかくのアベノミクスの効果を消費税増税がだいなしにしなければいいなと思う今日この頃です。

~ もくじ ~

プロローグ
第1章 「失われた20年」は人為的な問題だ
第2章 デフレ期待をただちに払拭せよ
第3章 中央銀行に「独立性」はいらない
第4章 インフレ率2パーセント達成後の日本
第5章 10年後の世界経済はこう変わる
エピローグ
解説 山形浩生

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ある歴史を持ち出して、それを根拠に語ることには慎重でなければならない。アベノミクスに反対する識者たちは行動を起こさないことの言い訳として、議論をつくりあげているだけだ。(P28)

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

もしそこで自由主義経済が完璧に機能していると思っても、効果的な結果を出したとしても、それが必ずしもフェアな結果をもたらすわけではない。そして自由主義経済が完璧に機能することは原理的にありえないからこそ、政治が経済に関わることが不可欠になる。(P76)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2367日)、、、
読んだ本   495冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 114444ページ(1日平均48ページ)
なに、このゾロ目!


atasintiさんの読書メーター

2013年12月の読書のまとめ

ここ2カ月ほどはなんとか目標の2000ページをクリアしていたのに、、、
12月は届きませんでした。
まぁ、こんなものか。。。

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1644ページ
ナイス数:0ナイス

なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 最強11神社―八幡・天神・稲荷・伊勢・出雲・春日・熊野・祗園・諏訪・白山・住吉の信仰系統 (幻冬舎新書)なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 最強11神社―八幡・天神・稲荷・伊勢・出雲・春日・熊野・祗園・諏訪・白山・住吉の信仰系統 (幻冬舎新書)
読了日:12月28日 著者:島田裕巳
女子校という選択 (日経プレミアシリーズ)女子校という選択 (日経プレミアシリーズ)
読了日:12月21日 著者:おおたとしまさ
官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか (幻冬舎新書)官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか (幻冬舎新書)
読了日:12月17日 著者:植島啓司
歯医者のウソ (幻冬舎新書)歯医者のウソ (幻冬舎新書)
読了日:12月13日 著者:近藤信也
日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 (講談社プラスアルファ新書)日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 (講談社プラスアルファ新書)
読了日:12月10日 著者:深尾葉子
格付けしあう女たち (ポプラ新書)格付けしあう女たち (ポプラ新書)
読了日:12月6日 著者:白河桃子
黒田官兵衛 作られた軍師像 (講談社現代新書)黒田官兵衛 作られた軍師像 (講談社現代新書)
読了日:12月3日 著者:渡邊大門

読書メーター
book201312-1

ここ2年間の読書量の推移
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ここ5年間の年間読書量の推移
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なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか

日本にはいろいろな神社があるけれど、それぞれの神社に祀られている神はどんな神なのか、なぜその神が祀られているのか、なかなか興味深い。
古事記日本書紀に出てくる神話の神だけではなく、海外から伝来の神もあるし、菅原道真のように人が祀られていることもある。そして人の場合はそのほとんどが祟りを鎮めるために祀られていたのがいつのまにかその内容が変化して、たとえば道真さんの場合は学問の神になったりしている。

うちの近所の諏訪神社には常駐の神主さんがいなくて、川向うの熊野神社の神主さんが兼任していると聞きました。お寺では宗派が異なるお寺の住職さんを兼任するなどあり得ませんが、なぜ神社ではそれがOKなのかもなんとなくわかった気がします。

クリスマスには街のあちこちにツリーが飾られている日本ですが、日本人にとっては、いまやサンタもイエスキリストも八百万の神の中の一人なのかも・・・

~ もくじ ~

はじめに
序章 日本の神々と神社
第1章 八幡
第2章 天神
第3章 稲荷
第4章 伊勢
第5章 出雲
第6章 春日
第7章 熊野
第8章 祇園
第9章 諏訪
第10章 白山
第11章 住吉
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

神社には、社殿と広大な境内地があるだけである。仏教の各宗派では、宗祖の経てきた宗教家としての生き方が語られ、そこに信仰が具体的に示されているが、神道ではそうしたことがない。(P294)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2361日)、、、
読んだ本   494冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 114236ページ(1日平均48ページ)

book20131227
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女子校という選択

女子校という選択 (日経プレミアシリーズ)
おおた としまさ
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 129,067

「女子校」という言葉からイメージされる学校と実際の女子校はかなり違う、ということは、娘を女子校に通わせていることでわかっておりました。
「女子校」のメリットとデメリット。この本を読んで、女子校には考えていた以上のメリットがあることがわかり、なんとなくほっとしたおとうさんです。
もっともメリットが大きいのは、共学だけど男女別学の東光学園のような学校?

私の場合は男女比が3:1くらいの高校で、10クラス中4クラスが男子クラス。私自身は高1のときは男女クラスでしたが、高2・高3は男子クラスでした。ということは、共学だけど別学の経験者ってこと?確かに男子クラスは女子の目を気にしないでバカをやれる楽しさがあったよな。。。

ちなみに息子が通っていた中学・高校も男女比が3:1くらいでしたが、男子クラスなどはなく、40人のクラスの中で約30人が男子、約10人が女子という構成でした。でも、学校にいくと、とてもそんな男女比とは思えないほど、女子が元気でした。もしかしたら、中高生くらいの年齢の場合、あれくらいの男女比がちょうど釣り合うのかもしれないなぁ。。。

なお、娘は現在、楽しくてたまらないというくらい高校生活を満喫しております。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 減っていく女子校
第二章 女子校だからこそできる教育
第三章 女子校育ちという特性
第四章 人気女子進学校の素顔
第五章 大学系・公立・通信制の個性派女子校
第六章 才能も美しさも女子校で磨いた
第七章 女子校で21世紀をつくる女性になる
おわりに
参考文献

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

学校は社会に出るための準備をする場所ではある。しかし本来、学校がそのまま社会の縮図になってしまってはいけないのだ。学校には常に、現状の社会に対する批判的視点がなければならない。そうでなければ社会は変わらない。(P27)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

伝統とは外に向かって誇るものではないと思うのです。自己満足でいいのかもしれない。受け継ぎたいと思っている人が、静かに受け継いでいけばいい。受け継ぎたいという「願い」が継承されることが伝統なのじゃないかと思います。(P220)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(23504日)、、、
読んだ本   493冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 113941ページ(1日平均48ページ)

book20131219
atasintiさんの読書メーター

官能教育

タイトルに「教育」という言葉が付いておりますが、教育のお話ではありません。
最終章以外は「不倫」というものが人間にとっていかに重要なものかということをあれやこれやと解説した本です。
最終章はちょっと話が変わって、キスをしただけで、いやそれ以前には手が触れただけで、ドキドキしたものなのに、セックスをした後は、キスもただの前技になってしまう。それではつまらない、もっと一生、そんなドキドキを感じられるような生き方をすべきというお話。
中々おもしろい考え方。
さっそく(+_+)\(-”-

~ もくじ ~

はじめに
第一章 人にはなぜ愛人が必要なのか
第二章 愛はいつまでも続かない
第三章 官能教育
第四章 どうして不倫はいけないのか
第五章 窮極の贈り物
第六章 セックスに対抗するのはキスしかない
おわりに
注一覧

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

実際、ほとんどの男性にとって一夫多妻制は災いであり、逆にほとんどの女性にとっては良い待遇である。一夫多妻制なら、より多くの女性が、有力な成功者と関係を持つという選択肢を得られる。下位の無力な男たちが生殖権を奪われることはあっても、女性がそうなることはほとんどないのだ。つまり、一般に単婚制は女性にとって利益であると考えがちであるが、実際には男性、特に中位もしくは下位の男性にとって快適な制度なのである。単婚こそは男性を平等にする。(P61)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

社会がそんなに大きな矛盾を抱え込んでいるとしたら、むしろ悪いのは罪を犯した人間のほうではなく、罪を犯さざるを得なくした「倫理」のほうではないかと思えてくる。(P116)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2350日)、、、
読んだ本   492冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 113711ページ(1日平均48ページ)

book20131216
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歯医者のウソ

歯医者のウソ (幻冬舎新書)
近藤 信也
幻冬舎
売り上げランキング: 4,922

虫歯の原因によっては、へたに虫歯の治療をすることで、体のあちらこちらが調子悪くなってしまうことがあるというのはちょっと驚き!
歯は単に食べ物を咬むためだけに存在しているのではない。
いろいろと新発見!!!

ところで、頭が傾いているおとうさんは、かなりあちらこちら悪いに違いない。
ひどい肩こりもきっとそのせいかな。

~ もくじ ~

刊行によせて 石原慎太郎
はじめに
第一章 二足歩行を可能にした歯の役割
第二章 乳歯列、永久歯列に隠された秘密
第三章 咬み合わせが引き起こす深刻な事態
第四章 咬み合わせとアンチエイジング
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

ただし、正しい咬み合わせとは、歯の接触状況と滑り具合を意味することであり、歯並びがきれいということではありません。(P81)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

人間の体には、私たちが快適に自由に生きていくために解明されるべき秘密がまだまだ多く隠されています。歯に関しても同じです。(P185)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2346日)、、、
読んだ本   491冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 113514ページ(1日平均48ページ)

book20131213
atasintiさんの読書メーター

日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路

日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 (講談社プラスアルファ新書)
深尾 葉子
講談社
売り上げランキング: 3,297

日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体」の続編です。
前作が日本の妻の生態を描いていたのに対し、今回は日本の夫の生態を描いています。

まぁ、私の場合は、共働きだし自由になるお金を持ってるし、カエル男ではない?
いえいえ、私も会社に必死にしがみついている哀れなカエル男の一人です。。。

それにしても、「タガメ女・カエル男システム」が日本に蔓延していることが原因で、現在の日本が抱えている様々な問題、少子化の問題も自殺が多い問題も学校のイジメもブラック企業も、安倍政権が攻撃的で右傾化していることも、福島原発事故後の民主党や東電幹部の対応が悪かったことも、さらには、ねとうよさんたちの書き込みが攻撃的なことも、すべて説明がついてしまうという、なんともおそろしい、いや、すばらしい理論!

~ もくじ ~

はじめに あなたは「変える男」ですか?
第一章 カエル男とは何か
第二章 妻にしがみつく「依存型カエル男」の末路
第三章 家庭外で鬱憤を晴らす「攻撃型帰る男」の害悪
第四章 「終身雇用」にしがみつく「自己犠牲型カエル男」の悲哀
第五章 「自己啓発」と「絆」に逃げ込む「現実逃避型カエル男」の閉塞感
第六章 「過去の栄光」と「閉鎖性」にぶら下がるカエル男社会の末路
第七章 カエル男にならないためにどうすべきか
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

実際、「原発は必要だ」「原発をysめるわけにはいかない」などという人のほとんどが妻子を持つ比較的大企業といえる会社のサラリーマン。独身で、フリーで仕事をしている人で「原発が好き」という人にはこれまでほとんど出会ったことがありません。心理的側面に注目するなら、日々の生活に、生き生きとした活力を感じられない以上、「永遠のエネルギー」に支えてもらい、何かあったらこの世もろとも吹っ飛んでしまえばいい、というせつな的快楽主義、あるいは現実逃避が原発推進の一つの大きな拠り所となっている、と原発事故後、より強く感じています。(P59)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

日本企業は「改革」ができない、とよく言われますが、それも無理はありません。沈みゆく舟のなかで、立て直そうと奔走するでもなく、家族のためと自らの「死」を意識しながら、じっと舟にしがみつくカエル男たち。これこそがサラリーマン社会というものの正体なのです。(P125)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2343日)、、、
読んだ本   490冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 113329ページ(1日平均48ページ)

book20131210
atasintiさんの読書メーター