ソニーをダメにした「普通」という病

ソニーをダメにした「普通」という病
ゴマブックス株式会社 (2013-09-29)
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電子書籍で読みました。
元ソニーに勤めていた著者による、昔のソニーが普通の会社と違っていたのはどんな点か、
そしてどうしてソニーは普通の会社になってしまったのか、をわかりやすく説明。
ソニーという会社のことがよくわかります。
この本は著者がソニーに贈るエール。

~ もくじ ~

まえがき
第1章 日本企業型「普通病」に蝕まれたソニー
第2章 国債企業型「普通病」に蝕まれたソニー
第3章 大企業型「普通病」に蝕まれたソニー
第4章 世間を蝕む「普通病」
第5章 それでも残る「普通」じゃないソニースピリット
あとがき

~ なるほどな一文 ~

なにかと人の上に立ちたがる奴に、ろくな奴はいない。人の上には、人から推されて仕方なく立つものだ。しかしそうなった以上、全力を尽くすものである。お山の大将予備軍には、静かになってもらえるか会社を去ってもらえるから、丁度いい。

~ もう一つなるほどな一文 ~

ブルーカラーとホワイトカラーは、社会的な役割分担でしかない。使う、使われるの感覚は無用だ。それぞれがそれぞれの役割を誇りを持って全うし、時には「俺たちは奴らとは違うのだ」と言い放って、それぞれ独自のライフスタイルで共存共栄していけば良いのだと思う。

(電子書籍で読んだのでページが不明。従ってInBookには未投稿。)
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2291日)、、、
読んだ本   473冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 109321ページ(1日平均47ページ)

book20131018
atasintiさんの読書メーター

先生!

先生! (岩波新書)
先生! (岩波新書)

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岩波書店
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素晴らしい先生が何人も登場。
日本の教育もまだまだいける?
教育の問題は先生が問題ではないということがよくわかる。

もくじは省略

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

俺は、ものを作るときは図面は引かない。図面を引くと図面にしばられる。図面が正しいわけではなくて、俺が作っているものが正しいんだ。だからいまの子どもたちも、解答の付いている問題集ばかりやってないで、解答のないものに自由に想像をふくらませたらどうだろう。(P16)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

先生は、教員である。教師ではない。
「師」という語がつくと、明らかに目上で、無条件で尊敬し、崇め、従わなくてはならないイメージがある。そうではなく、横から、ある意味対等にかかわり、お互いに成長していく方向を決め、努力し合いたい。フェアな関係でありたいと思うのだ。「員」という語は、地味だけどなかなかよい。同じ場を作っていく一員という感じがする。(P44)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(228u8日)、、、
読んだ本   472冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 109131ページ(1日平均47ページ)

book20131016
atasintiさんの読書メーター

スマホ中毒症

半導体の研究者だった著者なので、スマホ中毒に対するもっと科学的警鐘の本かと思ったら・・・
スマホを使っていないじいさんの「最近の若いもんは・・・」な話だった。。。
しかもその「若者」像はマスコミのフィルターを通した若者像そのもので、検索結果がGoogleやyahooのフィルターを通した結果だという割には残念な内容。
その上、高額納税者(つまりお金持ち)とすねかじり(つまり学生)が選挙で同じ1票なのは納得がいかないとか言い出すし・・・
(´・ω・`)

~ もくじ ~

まえがき
第1章 スマホは21世紀のアヘンである
第2章 エレクトロザウルスに食われた若者たち
第3章 エレクトロザウルスはほんとうの幸せをもたらすのか?
第4章 「寅さん」に学ぶ、知的生き方のすすめ
第5章 IT版「清貧の思想」で”人間力”を取り戻す
あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

大きくなった家、少なくなった家族
便利になって、時間がない

増える学位、鈍くなる感性
増す知識、衰える判断力
増える専門家、増える問題
増える薬、損なわれる健康(P127)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

私たちは音に限らず、さまざまな波に囲まれて生活しています。その波には文字どおりの電波や光、宇宙線などの物理的な波の他に、”時代の波”のような社会的な波や、自然や芸術や人物が発するオーラのような波もあります。(P177)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2283日)、、、
読んだ本   471冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 108859ページ(1日平均47ページ)

book20131009
atasintiさんの読書メーター

タモリ論

タモリ論 (新潮新書)
タモリ論 (新潮新書)

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樋口 毅宏
新潮社
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タモリ論?
いや、ちがうな、この本は一笑っていいともファンの著者による笑っていいとも論にすぎない。。。
それに、たけしやさんまの話なんてどうでもいいんだよ。。。
ちょっと残念な一冊。

~ もくじ ~

はじめに
第一章 僕のタモリブレイク
第二章 わが追憶の「笑っていいとも!」
第三章 偉大なる”盗人”ビートたけし
第四章 明石家さんまこそ真の「絶望大王」である
第五章 聖地巡礼
第六章 フジテレビの落日、「いいとも!」の終焉
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

たけしやダウンタウン松本が時に懐から刃物をチラつかせて、誰からも恐れられる「自らをコントロールできる狂人」だとしたら、タモリは一見その強さや死語差が伝わりにくい、まるで武道の達人のようです。(P10)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

彼らに共通することは、福岡出身であり、自分を慕う者たちへの面倒見の良さです(女好きであることも加えたい)。(P181)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2278日)、、、
読んだ本   470冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 108651ページ(1日平均47ページ)

新しいお伊勢参り

遷宮の歴史や内容、そして正しい(?)お伊勢参りのことがとてもよくわかります。
来年行くのがいいらしい!

ところで、伊勢神宮と出雲大社は遷宮を行なうけど、その他の神社は遷宮しなくていいんだろうか?式年遷宮の意味からすると、遷宮を行なっていないその他の神社の神々の力はもうかなり弱ってしまっていて、ご利益なんてなくなっているんじゃなかろうか・・・

~ もくじ ~

はじめに
第1章 なぜ遷宮翌年の「おかげ参り」は、ご利益があるのか?
第2章 「式年遷宮」と内宮と外宮の「喧嘩」の歴史
第3章 アワビが大好物のアマテラス
第4章 お伊勢参りは、別宮参拝でご利益が増す!
第5章 出雲大社の式年遷宮とおかげ参り
おわりに

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

また、お願い事はしてもしなくてもいいと思う。感謝を伝えてもいいし、誓いを立ててもいいし、近況報告をしてもいいし、ただ頭を下げるだけでもいい。大切なのは、ここ(伊勢)までお参りに来たという行動そのものである。(P46)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2276日)、、、
読んだ本   469冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 108459ページ(1日平均47ページ)

book20131003
atasintiさんの読書メーター

読めないページがある本

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現在の日本の印刷・製本技術をもってしても、このような読めないページがある本が、そのまま本屋で売られてしまうのね。。。
4ページ(2枚)が複雑に折り折りされていて読めないというのは、かなり重症。
こんな本を気づかずに買ってきてしまうおとうさんもおとうさんですが(^^;

ちなみに、出版社は講談社、製本は若林製本工場の本でした。

ところで、下記サイトによると、

製本の際にページの順番がばらばらに綴じられてしまうことを「乱丁」、一部のページがそっくり抜け落ちてしまうことを「落丁」という。

ということですが、このように折り折りされちゃっている本はなんというのだろう???

関連サイト
印刷用語マニアックス。 – 乱丁・落丁【らんちょう・らくちょう】
「落丁・乱丁本」ってなんで“丁”なの?:【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】

カテゴリー: Book

2013年9月の読書のまとめ

9月はジャレッドダイアモンドさんの本しか読んでない(^^;

2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1334ページ
ナイス数:0ナイス

文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫)文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫)
読了日:9月28日 著者:ジャレドダイアモンド
文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)
読了日:9月27日 著者:ジャレドダイアモンド
文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)
読了日:9月13日 著者:ジャレドダイアモンド

読書メーター
book201309-1

ここ2年間の読書量の推移
book201309-2
book201309-3
 

人間の性はなぜ奇妙に進化したのか

文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫)
ジャレド ダイアモンド
草思社
売り上げランキング: 4,124

ジャレッド・ダイアモンドさんが人間の性が今のような形態になった根源を進化学的に考察。
とっても面白い。

元々のタイトルは「なぜセックスは楽しいか?」だったけど、文庫化の際に変更されたとのこと。
ダイアモンドさんのセンスが大なし・・・

~ もくじ ~

まえがき
1 人間の奇妙な性生活
2 男と女の利害対立
3 なぜ男は授乳しないのか?
4 セックスはなぜ楽しいか?
5 男はなんの役に立つか?
6 少なく産めば、たくさん育つ
7 セックスアピールの真実
訳者あとがき

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

われわれの巨大な脳や直立姿勢(人類の進化の教科書では必ず強調される)、排卵の隠蔽や楽しみのためのセックスを好む傾向(教科書にはあまり取り上げられない)と並んで、閉経はわれわれ人間を人間-すなわち、類人猿以上の、類人猿とは異質の存在-たらしめるのに不可欠な生物学的特徴の一つなのだ。(P166)

もう一つアップしようと思ったら、InBookに掲載を断られてしまいました(笑
inbook20130928
(画像をクリックすると拡大画像を表示します。)
 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2270日)、、、
読んだ本   468冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 108267ページ(1日平均47ページ)


atasintiさんの読書メーター

文明崩壊 下

文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)
ジャレド ダイアモンド
草思社
売り上げランキング: 21,377

ふぅ~、やーーっと読み終わった!
内容が難しいわけではないんですが、中々読み進まない。
個人的に翻訳本は苦手なのかも。
でも、この本は面白い。

文明崩壊した過去のマヤやイースター島の人たちをばかだなぁと笑うことはできない。
今、まさに我々は地球規模で同じ道を歩もうとしている?
((((;゚Д゚))

~ もくじ ~

第2部 過去の社会(承前)
 第9章 存続への日本の道筋
第3部 現代の社会
 第10章 アフリカの人口危機-ルワンダの大量虐殺
 第11章 ひとつの島、ふたつの国民、ふたつの歴史-ドミニカ共和国とハイチ
 第12章 揺れ動く巨人、中国
 第13章 搾取されるオーストラリア
第4部 将来に向けて
 第14章 社会が破滅的な決断を下すのはなぜか?
 第15章 大企業と環境
 第16章 世界はひとつの干拓地
追記 アンコールの興亡
謝辞
訳者あとがき
参考文献
地図索引

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

どんな人間も、個人として見ればまずまず分別があり、道理をわきまえているが、群衆の一員になったとたん、愚か者にかわってしまう。(P300)

~ もう一つなるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

一般市民が企業に違う行動を期待し、要求したとき、自分たちの望む行動を採った企業に褒賞を与え、望まない行動を採る企業に苦汁を飲ませたとき、企業は変わった。(P388)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2269日)、、、
読んだ本   467冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 108033ページ(1日平均47ページ)

book20130926
atasintiさんの読書メーター

 

文明崩壊 上

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)
ジャレド ダイアモンド
草思社
売り上げランキング: 7,525

イースター島やマヤやノルウェー領グリーンランドはなぜ崩壊したのか、、、
なぜそのまま環境破壊を続けたら崩壊するということが彼らはわからなかったのか、、、
それはそのまま現在の我々が地球規模で行っていることと同じ?
((((;゚Д゚)) 

それにしても、砂の中にある花の花粉を解析してその当時に育っていた植物を解析するとか、人骨を解析して当時なにを食べていたのかを解析するとか、気の遠くなるような解析の積み重ねによる考古学ってすごい!

後半に続く・・・

~ もくじ ~

プロローグ ふたつの農場の物語
第1部 現代のモンタナ
 第1章 モンタナの大空の下
第2部 過去の社会
 第2章 イースターに黄昏が訪れるとき
 第3章 最後に生き残った人々-ピトケアン島とヘンダーソン島
 第4章 古の人々-アナサジ族とその隣人たち
 第5章 マヤの崩壊
 第6章 ヴァイキングの序章(プレリュード)と遁走曲(フーガ)
 第7章 ノルウェー領グリーンランドの開花
 第8章 ノルウェー領グリーンランドの終焉

~ なるほどな一文 ~ (リンクはInBookの該当セリフのページ)

わたしたちすべての現代人-住宅所有者、投資家、政治家、大学の事務官、その他の人々-は、経済が好調なうちは、多大な浪費をしても許される。その状況が無常であることを忘れていて、だから、いつ変動が訪れるかを予測できない可能性がある。そして、実際に変動があったときには、すでに奢ったライフスタイルに慣れ切っていて、しかたなく生活のレベルを落とすか、あるいは破産するか、ふたつにひとつしか選べないということになるのだ。(P314)

 
 
これで、、、2007年07月13日以降(2255日)、、、
読んだ本   466冊 (1日平均0.21冊)
読んだページ 107486ページ(1日平均47ページ)

book20130913
atasintiさんの読書メーター